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August 04, 2007

BMW カーナビ

BMWというドイツ車があります。

父親の世代は「べんべー」とドイツ語読みしていました。
わたしの世代は「びーえむ」と英語読みします。

そんなことはどうでもよく、
今回は、BMWというくるまについている
純正のカーナビについてです。


カーナビの進歩はめざましく、
カー用品店に並んでいる商品を見ると
タッチパネル式の大型液晶が当然のように採用されています。

画面に表示されたボタンの絵に触れるだけで
軽快に反応してくれます。

こんなに単純で直接的でわかりやすい操作は
タッチパネルならではです。


それにくらべて、
BMWのカーナビは1世代も2世代も遅れているのでは??
と思えてしまうような操作性です。

当然、タッチパネルは採用されていません。
リモコンもありません。

操作はシフトレバーの後ろにある、
i-Driveというダイヤルをつかって行います。

このダイヤル操作は3つだけで、いたって単純です。

 ・左右にクルクルまわす
 ・前後左右にスライドさせる
 ・下方向に押し込む

単純だから簡単そう!.......かというとそうではなく、
タッチパネルの画面を触るというダイレクトな操作に慣れていると
思い通りに行かなくて、はじめは相当イライラします。


それで、どうしてこんなもの採用したのだろう???
と考えてみました。

そしてわかったこと。 それは、、、
BMWは時速200km/hで目的地にたどり着くための
くるまだということでした。

東京の渋滞につかまりながら横道を探すような、
ファミレスないかなぁなんて探すような、
そんな使い方は「想定外」なのだということでした。

そうではなくて、制限速度のないドイツのアウトバーンを
愛する家族のもとへ一刻も早く帰り着くために、
アクセルべた踏みで突っ走るためのくるまだということでした。

そんな状況を考えると、
画面を注視して表示されている絵柄を
指先で触らなければならないというような操作は
危なっかしくてできないということです。

手元を見ることなく操作することができて、
横目で画面をチラッとみる。
走行中の操作は、地図の縮尺が変えられれば十分。

それがこのくるまのナビにとっての使いやすさ
ということになるのでしょう。


つかいやすさ」を考えるときには、
使われる背景を考える必要があるということですね。

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August 02, 2007

ユニバーサルデザイン

モノのつかいやすさを考えるのにあたって、
忘れてはならない考え方がユニバーサルデザインです。

特に「つかいやすさ」を「やさしさ」と考える
きまぐれ小学校では特に重要なことばです。

ユニバーサルデザインとは、
すべての人のためのデザインのことです。

年齢や障害の有無にかかわらず、
誰もが使えるように工夫したデザイン。

ここでのポイントは、
「誰もが使えるように工夫した」ことであって、
特定の障害をもつ人に特別に配慮したものや
お年寄り向けのものということではないということです。

より多くの人が使えるようにと配慮することによって
結果的に健常者にもメリットがあるようになった
ということが重要です。

1980年代にアメリカのノースカロライナ州立大学の
ロナルド・メイスさんが提唱された、
「ユニバーサルデザインの7つの原則」
をここで紹介します。

  ===ユニバーサルデザインの7つの原則===
  1.公平 :誰でも使えて手にいれることができる
  2.自由 :柔軟に使用することができる
  3.単純 :使い方が簡単にわかる
  4.わかりやすい :使う人に必要な情報が簡単に伝わる
  5.安全 :間違えても重大な結果を引き起こさない
  6.楽 :少ない力で効率的に楽に使える
  7.スペース :使うときに適当な広さが確保されている

モノを設計する人にはぜひ知っておいていただきたい原則ですね。

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August 01, 2007

モノの使いやすさとは

自由研究のテーマとして、
しばらく「つかいやすさ」を取り上げます。

ホンモノや本当に良いものには
どこか「つかいやすさ」が備わっていると思います。

古くは「マン・マシン・インタフェース」や
「ヒューマン・インタフェース」などと
言われていた学問の分野がありました。

でも、ここで取り上げるのはそんな分野で
研究されているものだけではなく、
身近にあるもので感じる「つかいやすさ」や
ちょっとしたアイデアも取り上げます。

「つかいやすさ」や「わかりやすさ」は、
「やさしさ」だと思うからです。

自分に優しい、ヒトに優しい、環境に優しい
そんなやさしさに囲まれて過ごしたい。

やさしさはこれからのキーワードです。

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